「夜の海」

Posted by admin on 2012年06月18日(月) under COLUMN | Be the First to Comment

天の裂け目から 流れ出た闇は 何処までもなめらかに

腕枕で聴いた 脈打つ命。

空の色を映した 漆黒の波は いつまでも歌う

星が転げ落ちた 遠い遠い 昔のこと

蒼いろ だったのは いつのことか

ひしめき合う 記憶たちを 押し退けて

ただひとつの ブラックホールを 見つめる

孤独はいつまでも 甘露となり

ひしゃげた花々を 夜露にぬらす

砂利道をこえた あの丘で。

一瞬の輝きは 永遠の煌めきとなって

私など まるで どこにもいなかったように

しかし全てに溶け出したように…

それは宇宙の瞬きの まにまに。

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